longlong 文学少女 天野遠子
依頼品です。
彩色画像が本の表紙の透明水彩画しかなく、またその透明感のある絵が非常に美しいので、それを立体に起こすような感じで塗ることにしました。
ブルーを基本に、ほぼ白+純色で塗装しています。
特にブルー系は塗料を薄くしてエア圧高めににじみを出すやり方で吹き付け、にじみやムラを出さないようにする通常のやり方とは真逆の方法で塗装しました。
以外とこれが難しく、普段ドボンなんて滅多にしないんですが、何度もやり直ししながら塗ってます。
キットは特に極薄パーツのスカートで包まれる下半身の組みがシビアで、余裕がない中ペチコートをパテを使って1パーツ化しています。
たたずんでいるだけで美しい、どこか昔を思い出させてくれるような少女の姿。
静かな造形のlonglongさんならではの秀作ですね。