グリズリーパンダ 呂布 メイキング
依頼品です。1/7くらいでしょうか、しかしスカートが大きく広がり刀が凄く長いので大きなキットです。
手流しでしょうが、なかなかワイルドなパーツの状態。型ズレや大きな気泡が多くて欠けが目立ちます。
ソデのダボに腕がピッタリしていないので、パテでキレイに腕を作ります。
いつものように、モールド彫り。服が変わってるので、あんまり彫るところないですね。
親指がない〜。細い部分は、気泡で欠けてます
金属置換できるところは、した方がきれいです。
スカートは大きくて重いんですが、お尻にフィットしていないのでベルトパーツにぶら下がる感じです。
これでは破損してしまうリスクが大きいので、パテでお尻に固定できるようにします。
これで上からベルトパーツで押さえると動きません。
マフラーパーツは型ズレの為か、パーテーションラインにスキマが横に走っています。
アルテコでは無駄が出るので光パテを使いました。凹凸激しいので、ペーパー掛けは大変です。
凸部は気泡もあるので、ひたすら埋めていきます。段差は大きいので、パテを使った方が造形を崩しません。
大きなスカートパーツもマントと同じように気泡や欠け、横にミゾがあるのでひたすら埋め。
ひたすら辛抱、精神修行w
髪とヘッドの間は、組んでみて隠れない場所はパテムニュ。鼻先が欠けていたので、アルテコで埋め。
顔に気泡があるとドキッとしますね。
毛先に大小気泡欠けがあるので、小さな所はアルテコで。
しかし大きな所は芯を刺して瞬着を付け、エポパテを盛ります。瞬着は付けておかないと、ペーパーしてるうちに取れやすいです。
パテはナイフより、番手の小さな荒いペーパーで大まかに削り、仕上げのペーパーで仕上げた方が失敗が少ないです。
スカートをギュッとベルトで締めてる感じで、上のヒラヒラはスカートですね。
フリルは薄く削って凹凸を強調します。
刀の刃は、マフラーやスカートと同じパーテーションラインに沿ってミゾがあります。
ここは尖らせるので、アルテコとエポパテで。
刀の柄は長くて曲がっているのでアルミパイプに置換します。
手の部分は、ピンバイスとリューターで指を折らないように取り除いて行きます。
柄と刃の間にあるこのパーツは、段差が大きかったのでパテで整形後編み目を彫刻し直しました。
組んだ時刃の重さで曲がるので、2mmを通しています。
なかなか手がかかりましたが、やっとカタナが出来ました。
お肌は小麦肌で、パンツは軽く透けさせるので、肌色に塗装しておきます。
だいたいグレーとピンク、それに金と白の4色ですが、グレーは濃い方が締まります。
グレーは1色の濃淡でグラデを作り、影に濃い色でアクセント。下色を塗らず白で明度が上がっていたので、クリアーブラックを全体に吹いています。
金をブラシで塗って、マスキングをはがします。
色のバランスも良いようです。金は、ガイアの金ラベルを使いました。
これはなかなか派手な金なので使う機会が少ないんですが、これにはピッタリですね。