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更新日 2022-09-08 | 作成日 2018-05-20

ザキブランド 伊吹萃香 メイキング


依頼品です。67パーツもありますが、小さなキットです。
離型剤が強く、ドロドロなのは最近珍しい気がします


バリが多く、どこまでバリかわかりにくいところもあるので、作例写真を見ながら取り除いていきます。


先にチビッコを4体仮組みします。
それぞれのパーツは、上半身はカチッと合う物を選んでいきます。
下半身は、作例写真からだいたい選んでいきます。
キャストが柔らかいので、0.6mmを2本入れて行きますが、瞬着を使わないとスポスポ抜けちゃいます。


クリアーパーツは、作例写真からはどこにどう付いているのかわかりにくいです。
だいたいを推理しながら、おそらくの場所に取り付けていきます。
この辺は依頼者様にも許可を頂いてます。
普通は強度を考えますが、これは一端を付けるだけなので、0.6mmを1〜2本であえて触れると動く感じに。あまり強い芯を入れると、負荷がかかったときにパーツが割れるからです。


とっくりも取り付けて、こんな感じ。首はこのあと付けました。すいませんw


とにかく細いクサリで、最大の難関と思っているパーツです。
これがあちらこちらと、宙に舞っています。
つまり、その方向へ固定しなければなりません。


腰のクサリは、大きなリングをベルトに取り付けそしてぐるりと3パーツ組んでいきます。
0.3mmの芯を刺して、クサリの途中に止めて行きます。神経衰弱のようですw
先の飾りには、クサリの一部を切って飾りのリングにクサリを通し、飾りとクサリに芯を通して固定します。
透明パーツはソデです。クサリを固定する場所にピンバイスでダボを作り、パチンとはめ込んで芯で固定します。


ヘッドは11パーツで構成されます。
が、パーツが集中する頭部はダボがないためにスキマが多く頭パーツの地肌も見えます。
パテで各パーツを成形しなければなりません。


複雑に入り組んだパーツ構成なので、順にパテを使い形成していきます。どこにパテを置いたが不自然ではないか、よく考えて。
まずツノとモミアゲパーツを成形。後ろ髪パーツには先にツノ周辺の小さなパーツは作業効率も考え接着しました。
その後ろ髪パーツにパテ。どこにパテを付けるかは、鉛筆でチェックしておきます。
だいたい成型したら、最後に前髪です。
地肌は見えないように、パテで髪を補充し覆っていきます。
パテとパーツの境や段差などは、アルテコで処理します。


腰のパーツは分割面がちぎれたような感じできれいではありません。
しかも分割部がベルトの上と目立つので、分割を上半身がベルトに食い込む形に削って整形し直します。
ベルト上部の出ている部分を削り、リューターでダボを作ります。その後パテです。


チビッコも髪と首のスキマをパテ。腰はスカートパーツをはさむ形で入り組んでパテを使うのは無理っぽいです。スキマも目立たないので諦めます。


頭のリボンですが、下のヒラヒラがちょっと分厚いので薄く削ります。
意外と厚いので、リューターで凹凸を出します。


3段重ねのスカートですが、ボディではさんでもガクガク動きます。
なので真ん中とクリアーパーツ、それぞれ2カ所ずつ0.3mmでかんぬきを入れます。
動くとすれて塗装が落ちるので、保険のようなものです。


肌色は、服がカラフルなのでやや白く、少し赤みを足して健康的に


ツノはオレンジ味を強く薄いブラウンで。白はブルー系で影を付けました。


小人のヘッド、大きさが1cmほどなので凄く小さいです。小さいとマスキングテープが浮くので用心。


髪は少し派手目の黄色でグラデ。真ん中スカートの模様は、モールドがはっきりしないのでだいたいです。


小さい、小さいマスキングが続く・・・


炎のような模様とピンクのテープリボン。
単純で簡単そうに見えて、意外と複雑なマスキングでした。特に、クリアーパーツを取り付ける部分は白と紫の境界がどうなっているのかわかりにくいです。仕方ないので、境界をぼかしています。


顔は平面ぽく目が離れ気味なので、視線合わせが難しいです。作例に合わせて黒目を塗りました。
眉はだいたいです。頭の継ぎ目消しのあと、目にクリアーを塗ります。


組んで継ぎ目を消します。再塗装があるときは、余分に塗料を作っておきます。
頭は組んでるときに継ぎ目を割ることがあるので、この辺柔軟に対応w


細くこまかいパーツが多いので、各部分で組み立て、合体させます。


クサリは細く、向きがあるので、0.3mmを通してクサリの向きをエポパテを盛って固定。
エポパテで固定しないと、ブラブラです。