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更新日 2022-09-08 | 作成日 2018-05-20

メイキング 牛もつ鍋 1/6 ルナ・ジェニック・ドール 


今度はご依頼品です。
フリルはすべて別パーツで、パーツ数が36もあります。
お肌の状態も少し悪そうです。


繊細なパーツは、キャストが良く流れるようにでしょうか、大きなかたまりがついてます。掘り出さねばイケマセンが、折らないようにしなければ。汗


後ろのおさげの一部が後ろ髪パーツの一部となっていますが、この接触する部分だけあとで付けると、どうも髪の流れが途切れて変かなあと思うので、依頼者様に許可を貰っておさげの一部を切り取り、先に取り付けるようにしました。
少しカールさせたので、動きが出て良いような気がします。


前髪パーツはスキマが多いので、埋めて埋めて埋めます。w


このレースアップ部分は、そのまま塗っても良いのですが、切り取った方がリアルになりそうです。
なかなか切り離しは難しいですが、その辺は根性で。w
ついでに両脇のレースとくっつけて、ワンパーツにします。
レースは非常に薄いので、かえって固定がラクに出来そうです。


これは髪のおさげに付けるリボンですが、左右に分けてあり結び目がありませんでした。
なので2つをおさげに合わせてくっつけ、間にパテで結び目を作ります。


切り出したパーツと、両側のパーツをくっつけて一つのパーツにしました。フリルはモールドが埋もれてるので、穴を開けないように注意しながら掘り出します。
レースアップのヒモは、ヒモらしくウラを削って丸く削っていきます。


フリルは分厚いので、薄く削ります。
ヘリが薄い方が、見た目軽くなります。


フリルがだいたい出来上がったので、組んでみました。
なかなか豪華です。
胸のリボンは後ほど少し作り直します。


頭がノッペリなので、少し彫り加えてます。
髪はスキマが非常に多いので、パテして成形してはパテを繰り返して形状を整えていきます。


ガーターベルトの取り付けは、先端部の下を彫り差し込むようにします。足はストッキングの部分で分かれていましたが、ストッキングは肌に密着しているので、ここは接着してストッキングの履き口をモールドのみにします。


後ろは髪でほぼ見えなくなりますが、パンティラインが高いので下に下げます。パンティの上部は、少しパテで埋めてパンティらしくします


テールを分割した物を取り付け、パテで成形します。


髪の流れを綺麗に


左手のお尻に当たる部分にパテ埋め。
腕は先に肩パーツへ取り付けます。


手は内側は目立ちませんが、ほどほど彫らないと外側にもひびきます。指を掘り出し、爪を掘って行きます。
気泡が結構あるので、ノミで彫って埋めていきます。


リボンの輪の部分を彫り、バリをとります。
髪のリボンは中を抜いてもいいのですが、左右をつなぐ針金が入っているので強度の問題もあり、ほどほど彫ることにします。


気泡を埋め、サフを吹いてペーパーで削り落とし磨きます。
足の表面が波打っているので、何度も何度もサフを吹いて削りを繰り返しました。
なかなかに手強い


ようやく下地が出来て塗装に入ります。
まずは肌色。お肌はほどほど白く。半ツヤクリアーを吹いてます。


肌をマスキングして、白のストッキングを塗ります。
粒子の細かいパールを吹いて、なめらかな輝きを出します。


肌をマスキング、白のスケ塗装して、透ける部分をマスキング。
白の塗り潰し部分を塗って、ここも粒子の細かいパールで。
シルクのような感じに。


白の塗り潰し部分をマスキング。
レース模様を筆で描き入れ、レースには粒子のやや大きなパールを吹き付けます


足を組んだ所。なかなか良い感じ。


レースのモールドにはリキテックスで薄いブルーを流し込みました。
その後パール。


パープルよりのブルーをグラデ。その後ブルーパール入れてクリアー吹きましたが、パールはあまり効かなかったです。orz


髪はグリーンでグラデ。後ろの髪は重いので、なかなか保持が難しかったり。なかなか塗ってみると鮮やかです。


目は大きいのでブラシで塗るか迷いましたが、いつものようにリキテで。何色も重ねて筆で塗る複雑な色合いは、ブラシでは出せない物です。